【訪問レポ】ヴィクトゥアーリエン市場|おすすめグルメと営業時間など

ミュンヘン旧市街の中心に位置する「ヴィクトゥアーリエン市場(Viktualienmarkt)」は、地元の人々と観光客が集う活気あふれる屋外マーケット。
新鮮な野菜や果物、チーズ、ソーセージ、パン、花、ワイン、ビールなど、バイエルンの味と香りがぎゅっと詰まった“ミュンヘンの台所”です。

この記事では、実際に訪れたときの体験も交えながら、アクセス方法や営業時間、人気の屋台・店舗、季節ごとの楽しみ方、ちょっとした注意点などを紹介します。

地元の人の暮らしや空気感を感じたい方、食べ歩きや市場散策が好きな方にオススメの記事です。

 

ヴィクトゥアーリエン市場の歴史と魅力

「Viktualienmarkt(ヴィクトゥアーリエンマルクト)」は、1807年に開設された歴史ある常設市場で、もともとはマリエン広場にあった農産物市場が手狭になったため、現在の場所に移転したのが始まりです。

現在では約140の店舗や屋台が並び、地元の人々の食卓を支える存在であると同時に、観光客にとってもミュンヘンの食文化を体験できる人気スポットとなっています。

初めてこの市場を訪れたとき、ふわっと香るパンの匂いと、色とりどりの花々に思わず足が止まりました。観光地というより、地元の暮らしの中にふっと入り込んだような感覚で、歩いているだけで心がほぐれていくようでした。

市場の楽しみ方のポイント|食べ歩き&ビアガーデン

ヴィクトゥアーリエン市場は、屋根のないオープンエアの広場に、小さな屋台や店舗がぎっしりと並んでいます。市場の中心には大きなビアガーデンがあり、買い物の合間にひと休みするのにもぴったり。

市場の楽しみ方のポイント

  • まずは一周して全体を把握:エリアは広くないので、最初にぐるっと一周して気になるお店をチェックしましょう。
  • 現金を用意しておく:多くの屋台は現金払いのみ。小銭や10ユーロ札があると便利です。
  • 食べ歩きもOK:パンやソーセージ、フルーツなど、気軽にその場で食べられるものが豊富です。
  • ビアガーデンでひと休み:中央のビアガーデンでは、好きな屋台で買った料理を持ち込んで、地元のビールと一緒に楽しめます。

市場を歩いていると、ふと目に入ったのが焼きたてのレバーケーゼを挟んだパン。香ばしい香りに誘われて買ってみたら、外はカリッと、中はふんわりジューシーで、思わず笑顔に。ベンチに座ってのんびり味わうその時間が、旅の中でも特に印象に残っています。

おすすめグルメの人気店舗5選

ヴィクトゥアーリエン市場には、地元の人々に長年愛されてきた名店から、観光客に人気の屋台まで、魅力的なお店がずらりと並んでいます。
ここでは、旅行者が気軽に立ち寄れて、ミュンヘンらしい味や雰囲気を楽しめる5店舗を厳選してご紹介します。

Schlemmermeyer(シュレマーマイヤー)|ソーセージ専門店

項  目 内  容
名  物 バイエルン風ソーセージ、レバーケーゼ(ミートローフ)
営業時間 月〜土曜 9:00〜18:00頃(売り切れ次第終了)
支払い方法 現金のみ
イートイン 店頭に立ち食いスペースあり

市場の中でも特に人気の高いソーセージ専門店。

名物の「レーバーケーゼゼンメル(Leberkäsesemmel)」は、あつあつのレバーケーゼをパンに挟んだシンプルな一品。
外はカリッと香ばしく、中はふんわりジューシーで、ひと口食べれば思わず笑顔に。1個3〜4ユーロ程度で、食べ歩きにもぴったりです。

昼前後は行列ができることもあるので、10時台の訪問がおすすめ
注文は「アイネス・レーバーケーゼゼンメル、ビッテ(1つください)」で通じます。

Käse Peter(ケーゼ・ペーター)|チーズ専門店

項  目 内  容
名  物 ドイツ&アルプス地方のチーズ各種
営業時間 月〜土曜 8:00〜18:00頃
支払い方法 現金・一部カード可
イートイン なし(テイクアウトのみ)

チーズ好きにはたまらない専門店。

バイエルン産のハードチーズや、オーストリア・スイスから仕入れた山のチーズなど、種類豊富に揃っています。
スタッフは親切で、気になるチーズは試食もOK。100g単位で購入できるので、少量ずついろいろ試すのも楽しいです。

持ち帰り用に真空パック対応も可能。
ホテルでの夜食や、日本へのお土産にも◎(※帰国時の持ち込み制限は要確認)。

Bäckerei Zöttl(ベーカライ・ツェットル)|老舗ベーカリー

項  目 内  容
名  物 プレッツェル、ライ麦パン、ケーキ
営業時間 月〜土曜 7:30〜18:00頃
支払い方法 現金・カード可
イートイン 簡易カウンターあり(テイクアウトが基本)

創業100年以上の老舗ベーカリー。

定番のプレッツェルは、外はパリッと中はもっちり。バターを挟んだ「バタープレッツェル」は地元でも人気の朝食メニューです。
ライ麦パンや季節のケーキも豊富で、朝食や軽食にぴったり。

朝の時間帯は焼きたてが並ぶので、朝食がてら立ち寄るのがおすすめ。
パンは1個1〜2ユーロ程度とリーズナブルで、ホテルに持ち帰っても◎。

Frucht Oase(フルヒト・オアゼ)|フルーツショップ

項  目 内  容
名  物 新鮮な果物、スムージー、カットフルーツ
営業時間 月〜土曜 8:00〜17:00頃
支払い方法 現金のみ
イートイン なし(市場内のベンチ利用可)

色とりどりの果物が美しく並ぶ、見た目にも楽しいフルーツスタンド。

季節のベリーやブドウ、リンゴなどが手頃な価格で手に入り、カットフルーツやスムージーもその場で楽しめます。旅の合間のビタミン補給にぴったり。

夏は冷たいスムージーが人気で、午後は売り切れることも。

朝のうちに訪れると種類が豊富です。スプーン付きのカットフルーツは歩きながらでも食べやすく、暑い日の水分補給にも◎。

Blumenstandl(ブルーメンシュタンドル)|フラワーショップ

項  目 内容
名  物 季節の花束、ドライフラワー、リース
営業時間 月〜土曜 9:00〜17:00頃
支払い方法 現金のみ
イートイン なし

市場の彩りを添える花屋さん。

春はチューリップやヒヤシンス、夏はひまわり、秋はダリアや紅葉の枝物、冬はクリスマスリースやヒムベア(ヒイラギ)など、季節ごとの美しさが楽しめます。
小さなブーケやドライフラワーは、お土産や旅の記念にもぴったり。

写真好きな方は、ぜひ朝のやわらかい光の中で訪れてみてください。
花と市場の風景がとても絵になります。
ドライフラワーは軽くて持ち帰りやすく、スーツケースに入れても安心です。

 

季節ごとの楽しみ方と服装のヒント

ヴィクトゥアーリエン市場は季節ごとに異なる表情を見せてくれます。
どの季節に訪れても、その時ならではの味覚と風景に出会えるのが、この市場の大きな魅力です。

12月に訪れたときは、屋台に並ぶリースやスパイスの香りに心がほっこり。寒さの中で飲んだホットアップルジュースが、体の芯まで温めてくれました。

市場全体がクリスマスの準備でにぎわっていて、歩いているだけで気分が上がりました。

 

春(3月〜5月)|ホワイトアスパラガス&軽めの防寒を

  • 旬の食材:ホワイトアスパラガス、ラディッシュ、春キャベツ、野生のハーブ類
  • 市場の雰囲気:冬の静けさから一転、花屋にはチューリップやヒヤシンスが並び、色彩豊かな風景に。
  • おすすめの楽しみ方:アスパラガスはドイツの春の風物詩。市場のデリでアスパラ料理を見つけたらぜひ試してみて。
  • 服装のヒント:朝晩は冷えるので、軽めのコートやストールがあると安心です。

夏(6月〜8月)|冷たいフルーツスムージー&日差し対策

  • 旬の食材:スイカ、チェリー、ブルーベリー、トマト、ズッキーニ
  • 市場の雰囲気:日差しが心地よく、ビアガーデンは連日大にぎわい。スムージーや冷たい飲み物の屋台も人気。
  • おすすめの楽しみ方:果物スタンドでカットフルーツを買って、木陰のベンチでひと休み。冷たいスムージーは歩き疲れた体にぴったり。
  • 服装のヒント:日差しが強い日は帽子やサングラスがあると快適。日焼け止めもお忘れなく。

秋(9月〜11月)|秋の総菜とビール&薄手のジャケット

  • 旬の食材:キノコ(ポルチーニ、シャンピニオン)、カボチャ、栗、ジビエ(鹿・猪)
  • 市場の雰囲気:落ち着いた空気の中に、秋の実りがずらり。ワインやチーズとの相性も抜群な食材が豊富に揃います。
  • おすすめの楽しみ方:キノコのマリネやカボチャスープなど、秋限定の惣菜を探してみて。温かい料理とビールの組み合わせも◎。
  • 服装のヒント:朝晩は冷え込む日もあるので、ジャケットやストールがあると安心です。

冬(12月〜2月)|体温まるホットアップルジュース&しっかり防寒

  • 旬の食材:芽キャベツ、根菜類、リンゴ、ナッツ、スパイス
  • 市場の雰囲気:12月に入ると、屋台にはクリスマスリースやキャンドル、シナモンやクローブの香りが漂い、まるで小さなクリスマスマーケットのよう。
  • おすすめの楽しみ方:ホットアップルジュースやグリューワイン(ホットワイン)を片手に、冬の空気を楽しみながら市場を散策。ドライフルーツやスパイス入りの焼き菓子もおすすめ。
  • 服装のヒント:防寒対策はしっかりと。手袋やマフラーがあると、屋外でも快適に過ごせます。

 

訪問前に知っておきたい注意点

ヴィクトゥアーリエン市場は気軽に立ち寄れる場所ですが、より快適に楽しむためには、いくつか知っておくと便利なポイントがあります。
旅のスケジュールに組み込む前に、ぜひチェックしてみてください。

 

支払いは現金のみ

 

 

基本的に日曜・祝日は休業

市場全体は日曜と祝日がお休みです。
これはドイツ全体の商習慣によるもので、日曜日は「家族と過ごす日」として多くの商店が閉まります。
一部の屋台が特別営業することもありますが、ほとんどのお店はクローズしているため、訪問は月曜〜土曜がおすすめです。

マリエン広場周辺の観光とセットで訪れるなら、平日の午前中がベスト。週末は混雑しやすいため、時間に余裕を持って訪れると安心です。

店舗毎に異なる営業時間

市場の営業時間は8:00〜18:00頃が目安ですが、店舗によって開店・閉店時間が異なります
パン屋や果物スタンドは朝早くから営業している一方で、花屋やチーズ店は少し遅めに開くこともあります。
また、人気商品は午後には売り切れてしまうこともあるため、気になるお店がある場合は早めの訪問がおすすめです。

朝食を市場で楽しみたい方は、7:30〜9:00頃に訪れると、焼きたてのパンや新鮮な果物が手に入りやすいです。

エコバッグを持参すると便利

市場では、ちょっとした買い物が思いがけず増えることも。
パンやチーズ、果物、花など、つい手が伸びてしまう魅力的な商品がたくさんあります。そんなときにエコバッグがあるととても便利
環境にもやさしく、現地の人のスタイルにもなじみます。

折りたたみ式の軽いトートバッグや、撥水素材のサブバッグがあると安心。市場の雰囲気に合わせて、布製のバッグを持っていくのも素敵です。

 混雑を避けたいなら午前中が狙い目

ヴィクトゥアーリエン市場は、地元の人々にとっても日常の買い物スポット
特に土曜日の午後は観光客と地元客で混雑しやすく、人気店では行列ができることもあります。ゆっくり見て回りたい方や、写真を撮りたい方は、平日の午前中(10時前後)が比較的すいていておすすめです。

混雑を避けたい方は、開店直後を狙って訪れるのが◎。市場の空気が一番澄んでいて、落ち着いた雰囲気を楽しめます。

ヴィクトゥアーリエン市場のアクセスと基本情報(最寄駅・営業時間・所要時間)

項目 内容
名称 ヴィクトゥアーリエン市場(Viktualienmarkt)
住所 Viktualienmarkt 3, 80331 München
最寄駅 地下鉄・Sバーン「Marienplatz(マリエン広場)」駅から徒歩約3分
営業時間 月〜土曜 8:00〜20:00(店舗により異なる)
日曜・祝日は休業
定休日 日曜・祝日(※一部の屋台は営業することも)
入場料 無料
所要時間 約30分〜1.5時間(食事や買い物の内容による)

まとめ:|ミュンヘンの暮らしを感じる市場で、心に残るひとときを

ヴィクトゥアーリエン市場は、観光地でありながら、どこか“暮らしの延長線上”にあるような、やさしい空気が流れる場所です。
観光名所を巡る合間にふらっと立ち寄って、焼きたてのパンを片手にベンチでひと息ついたり、色とりどりの野菜や花を眺めながら歩いたり。そんな何気ない時間が、旅の記憶をより豊かにしてくれます。

この記事では、ミュンヘンらしい食文化を気軽に体験できる場所として、営業時間、人気の屋台・店舗、季節ごとの楽しみ方などを紹介しました。

市場の魅力は、決して派手ではありませんが、ぜひ旅のルートに加えてみてください。 きっと、あなた自身の“お気に入りの一角”が見つかるはずです。

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